今年、ガルフ・ブリーズ市はコロナウイルスのパンデミックだけでなく、ハリケーン「サリー」の大被害にも見舞われた。エスモンドさんの話では市内の多くの家屋は未だに屋根がテント用の布地で覆われ、修理が進んでいない。泣き面に蜂で9月にはホッパー船がガルフ・ブリーズとペンサコーラ市とを結ぶ橋に引っかかり、損傷を負わせてしまった。
こうした状況をふまえた市は、水、ガス、下水道は、最高60日までの使用料金の滞納があっても止めることはないと通知したものの、多くの市民はわずか100ドルでさえ支払う能力がなかったため、エスモンドさんは救いの手を差し伸べざるをえなかった。
The season of giving is here. Michael Esmond paid off 36 families’ utility bills. He found out who was at risk of having their power turned off. He spent $4,600 making their holidays a little less stressful.
— Danielle Apolinar (@DanielleApoNews) December 17, 2019
Instead of warnings, the families received these cards. @weartv pic.twitter.com/7C3YGcy3oG
エスモンドさんはプールの修理業を営んでいるため、今年は逆に実入りが良く、ご本人が「言うのに躊躇するほど」儲けがあった。
エスモンドさんだって、過去には苦しい時代もあった。1980年代、公共料金がどうしても払えず、ガスを止められたことがあった。その年の冬はフロリダ史上最も寒いと記録に上るほどだったが、その最中、3人の娘を抱えたエスモンド家は寒さに震えた。
「公共料金が払えないっていう状態がどんなものか、私にはわかります。自分がそういう立場を味わいましたからね。クリスマスを前に少しでもよそ様のストレスを取り除いてさしあげらるなら、と思いますよ。」
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