米国では週明けの14日にも選挙人による投票が行われることから、トランプ陣営は11月3日の選挙結果を巡る提訴を速やかに進める必要性に迫られている。そこでトランプ大統領は11日のツイートで、連邦最高裁に対し、テキサス州による提訴を審議するよう呼び掛けた。
連邦最高裁が大いなる叡智と勇気を誇示すれば、史上最大の訴訟で恐らく米国人は勝利し、それによって選挙結果は再び敬意を集めるようになるだろう!
If the Supreme Court shows great Wisdom and Courage, the American People will win perhaps the most important case in history, and our Electoral Process will be respected again!
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) December 11, 2020
一方、連邦最高裁の判事らはテキサス州がほかの州における選挙結果に介入する根拠はないとして、テキサス州最高検察による提訴を棄却した。
暫定の集計結果によれば、バイデン氏は当選に必要な270票を超え、複数の州で合計306人の選挙人を獲得した。主要な米メディアは大統領選挙で民主党候補のジョー・バイデンの勝利を報じており、多くの世界の指導者がバイデン氏の勝利を祝福した。
一方、トランプ氏は敗北を認めておらず、大統領の顧問弁護士らは複数の州裁判所で選挙結果について異議を唱えているが、現在までに重大な選挙違反の証拠は見つかっていない。