「ナショナル・インタレスト」誌が選んだのは、かつて世界で製造された最も優れた狙撃銃。選考の基準は精度、射程距離、耐久性、扱いやすさである。
М110
H&K CSASS
陸軍に近-中距離狙撃銃(CSASS)として採用されていたH&K製M110A1 (HK417系)が、今度は分隊選抜射手ライフル(SDMR)として採用とのこと。5000~6000挺を納入予定。「H&K SDMRは陸軍のほの全ての分隊に、彼らが待ち望んだ能力を与えるでしょう」とH&K社 https://t.co/zsxXPilZfC pic.twitter.com/HkbbSLZqB4
— たぶん大佐 (@Col_AYABE) July 12, 2019
「ナショナル・インタレスト」誌の専門家がM110と同等に評価しているのがH&K CSASS(ドイツのヘッケラー&コッホ社が製造したコンパクト半自動式狙撃銃)。2016年に兵器市場に登場し、現在は秘密作戦で使用されている。
H&K CSASSとM110の大きな違いは、よりコンパクトな形状であり、戦闘での使用に適していることである。とはいえ、この新型狙撃銃が登場した後も、M110も引き続き、使用されている。
ドラグノフ狙撃銃(SVD)
米国の専門家がその戦闘能力を高く評価しているもう1つの狙撃銃は、1963年にソ連で開発されたドラグノフ狙撃銃である。とりわけ頑丈で信頼性が高いのが特長である。
ソ連のドラグノフ狙撃銃には最高の狙撃用光学照準器PSO–1が装備されており、悪天候の中でも、夜間でも、同様の効果を発揮することができる。専門家らは、ソ連の狙撃銃は今なお、世界各国で人気を誇っていると指摘している。
L129A1
「ナショナル・インタレスト」誌の評価によれば、2010年にイラクおよびアフガニスタンでの軍事作戦のために特別に製造された英国の狙撃銃L129A1も国際的な需要を誇っている。
自動装填式の狙撃銃で800メートル離れた地点からの狙撃を可能にする光学照準器が装備されており、これはドラグノフ狙撃銃のコンセプトと同様のものである。現在、L129A1は英国軍で正式に採用されている。