約6年前に打ち上げられた「はやぶさ2」は今月5日、小惑星「リュウグウ」の砂が入ったとみられるカプセルを分離し、地球に投下した。カプセルは6日、オーストラリアの砂漠に着地し、8日に日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)相模原キャンパスに到着した。
NHKによると、カプセルの開封作業が進められた結果、小惑星「リュウグウ」のものとみられる黒っぽい多数の砂の粒が容器のふたなどに確認された。
今後、本格的な分析が行われるという。
先に、カプセルの地球帰還を前に、「はやぶさ2」プロジェクトチームの吉川真ミッションマネージャーが外国の記者団に、このサンプルがどのような秘密を明らかにしてくれるのか、また「はやぶさ2」の次のミッションはどのような特徴を持つものとなるのかを語った。