文字通り多くの中国の都市住民へのテロ行為となる攻撃的なスズメバチへの初の対策が、重慶市のボランティア団体「Blue Sky Rescue」によって開始された。この団体は捜索・救助や他の緊急業務を専門とする。活動の開始にあたり、総額1万2200ドル(約127万円)が市民から寄付され、攻撃的なスズメバチの対策に使用するためドローンが購入された。
ボランティアの技術者らは、ドローンにガソリンタンクと特殊な火炎ノズルを装備し、文字通り空飛ぶ火炎放射器を製造した。このドローンの初の実験が重慶市で行われ、その様子がビデオに撮影された。動画では、ドローンがスズメバチの巣に接近した際にオペレーターが火炎放射機能をオンにし、ドローンから発射された火炎によりスズメバチの巣が焼かれる様子を見ることができる。
これまでに同ボランティア団体は重慶市のスズメバチの巣をすでに11個駆除し、住民らに喜ばれているが、しかし、巣はまだ100個程残っている。攻撃的なスズメバチの駆除が終了した際には、ボランティア団体「Blue Sky Rescue」はこのドローンを、たとえば、海難事故での救助といった活動に活用する予定だ。
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