米国で感染症対策トップのアンソニー・ファウチ博士はVox Mediaの取材に応じた中で次のように発言した。
仮に本当の意味での集団免疫を獲得するには……全人口の75パーセントから85パーセントがワクチンを接種する必要がある。私としては、85パーセントが必要と言いたい。
米国では製薬会社大手のファイザー社がドイツのバイオンテック社と共同開発したワクチンの接種が始まっており、米モデルナ社が開発したワクチンの使用も間もなく許可されると見られている。ワクチンが広く国民の間で流通するまでには少なくとも数ヶ月が必要になる見込み。
ワクチンの大量製造にも課題はあるが、市民がワクチンを積極的に接種するかどうかが焦点となっている。
世論調査によると、米国では様々な理由で人口の25パーセント以上がワクチンの接種を拒否している。