会談では「ナゴルノ・カラバフ共和国」を巡る状況が検討された。プーチン大統領は地域が安定へと向かっており、ロシア、アゼルバイジャン、アルメニアによる11月9日の停戦合意はおおむね一貫して順守されていることを伝えた。
また、アゼルバイジャン政府とアルメニア政府による要請を受けてロシアの平和維持軍が行う巡回活動と地雷の撤去作業により、停戦体制と市民の安全は守られていることが確認された。
南コーカサス情勢を巡っては、欧州安全保障協力機構のミンスク・グループで引き続き仲裁を進めることとした。
会談では新型コロナウイルスのワクチン開発についても協議が行われた。会談で両国首脳はワクチンの開発、および大量接種に関連した諸問題について2国間の担当部署で協力を進めることで合意した。