若者は心臓周辺の痛みを訴え病院に搬送された。彼によれば、前日に洋服を縫っていた際にソファーで失くした裁縫針でケガをしたのだという。夜中に彼は胸の刺し傷の痛みで目が覚め、救急車を呼んだ。
病院の受付で緊急に患者の診察が行われ、患者の胸腔に2つの異物の断片が存在することが確認された。
医師らは即座に手術を開始した。手術を担当した医師の一人セルゲイ・アニーキン氏は、「針は心臓の右の心室にたくさんの外傷を負わせていた。若者の命はいつ失われてもおかしくなかった。手術には1時間半が費やされ、2つの異物が摘出された」とコメントした。
すでに翌日には患者は起き上がることができ、1週間後に退院となった。今、彼の命を脅かすものは何もない。