ヤグディン氏はスポーツ・ウィークエンドからの取材に、本大会ではトレーニング日程を特に変更せずに済んだ選手の方が勝利を手にしやすいと語っている。
「今季は一人残らず全員にとって変更続きのまとまりのないシーズンだった。コロナウイルスでトレーニングのプロセスも変更を迫られた。ロシア選手権で優勝するのは誰よりも先にCOVID-19に罹って回復した者か、または全く罹らなかった人間だろうと思う。その人たちは準備する可能性がより大きかったはずだから。
ヤグディン氏は、コロナウイルスのパンデミックで大会日程に変更が生じる中で選手がモチベーションを見つけることは難しいと指摘している。
「こうした現実の中でロシア杯、グランプリシリーズそして完全な形での国内選手権を実施することは高くつく。シーズンの行方が全く不透明な中で、実際に選手はモチベーションを見つけにくい。こうした挑戦を受けて立たざるを得ないロシアの素晴らしい選手らにはただただ同情するしかない。それでもロシア選手権で働くコメンテーターにとってはこれは本物の祝祭だがね。大会は健在だ!」ヤグディン氏はこう締めくくった。
フィギュアスケートのロシア選手権は12月24日、チェリャービンスクのアリーナ「トラクトル」で開幕する。会期は27日まで。
© Sputnik2021ロシアフィギュアスケート選手権
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