スティグ・セヴェリンセン氏はフリーダイビングの世界チャンピオンに4度も輝いており、数度の世界記録を打ち立てている。
ロンドンのダイビングスクールでは酸素ボンベから吸入した後、マイナス1度の冷水の中で22分間呼吸を止めることに成功した。その後、サメでいっぱいに満たされた水槽に酸素補給なしで20分10秒座り続ける記録を打ち立てている。
2013年にはグリーンランドの氷河の脇をウェットスーツとモノフィンを装着し、呼吸を止め、152.4メートルを泳ぎ切り、その翌日には水着だけで75.2メートルを泳いだ。
スポーツの他、セヴェリンセン氏は医学では博士、生物学では修士の学位をとっており、呼吸をはじめとする様々なテーマの著書がある。フリーダイビングでは生理学とヨガで得た知識を使っているという。
セヴェリンセン氏はディスカバリー・チャンネル放映のドキュメンタリー映画『息をしない人間』で「完全なる超人間」と認められた。
これより前、フランス人のロマン・ファンダンドルプ氏(34)が氷を満たしたケースに最長時間座り続け、世界記録を樹立している。
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