スプートニク通信の取材に応じたナホトカ市広報部は「1100リットルの油が回収された。回収作業は現在も続いている」と回答。
汚染範囲と流出元については明らかにされなかった。
現場では150メートルのガードフェンスを2列設置。フェンス外では石油流出は確認されていない。
ロシア自然管理監督庁は船舶からの流出に関して事実確認を行っている。
ロシア沿海地方ナホトカ湾では10月22日にも大規模な石油流出事件があった。
ここ最近、水質汚染や動植物の大量死の原因となる人為的災害が集中して起こっている。9月末、カムチャッカ沖でサーファーが海水の変色や海洋生物の大量死を通報し、同水域の汚染が広く知られることとなった。汚染の原因については今のところ特定されていない。
5月29日にはロシア北部・クラスノヤルスク地方ノリリスク市で、火力発電所内のディーゼル燃料タンクが損傷し2万トンの石油製品が周辺河川に流出する事故があった。