23日、ウスマーン・アフマッド氏(41)はテスラ社の2015年式で走行していたが、車の下部で大きな金属音がするのを耳にした。彼は車を止め、音の原因を確認しようと車を降りた。その時、突然、電気自動車が火を噴いた。ドライバーは立ち上る炎がまるで火炎放射器の火のように感じられた。
火災発生後、通報によりすぐに消防隊がかけつけ、火が消し止められた。消火の際、隊員らはアフマッド氏に自動車のドアを開けるように依頼した。モデルSは、キーが車に接近した際に格納式のドアハンドルが浮き上がることでドアを開閉が可能となる。しかし、同氏の車はキーに反応しなかった。
消防隊は自動車の所有者は運が良かったと見ている。もしドアが閉まったまま社内に留まっていたら、おそらく外に出られなくなっただろう。ドアの開閉システムが機能しなかったことで、ドライバーがテスラ社の車内で火災に巻き込まれたという事件がすでに発生している。
火災のくわしい原因について調査が行われている。アフマッド氏によれば、車の充電は60%程度で、おそらくバッテリーが爆発したとみられる。
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