研究者らによれば、43%という割合は高いが、破局的なものではないという。実際、多くのロシア人は、稀にしか孤独を感じない。頻繁にまたは常に孤独を感じているのは12.2%にすぎない。
85歳以上の人々の間ではより頻繁に単身者が見うけられる。この場合、ほとんどが働いておらず、成人した子供と一緒に暮らしていない。こうしたケースは70%に達する。若者ではこの割合は30%で単身は稀だといえる。ただし、40歳を過ぎると、中年期の危機を背景にこうした傾向が強くなり、60歳以上の市民では、単身の割合が急増し始める。
研究者らは、若者の間では地方よりも都市部で単身がより一般的であることを明らかにした。
アンケート調査は、さまざまな社会的および経済的状況にある14歳以上の1万人のロシア人を対象に実施された。最近の調査によると、平均的に単身者は、家族と暮らす同年代よりも数年死亡が早いことが指摘されている。