シノファーム傘下の Beijing Institute of Biological Products は、シノファーム開発のワクチンが2段階方式の接種の後、高い安全性を発揮し、 高い力価を持つ抗体を生成して79.34%の有効性を示したと発表した。
発表にはまた、この先もワクチンの耐用性、有効性についての観察が必要と示されている。
中国は世界に先駆けてコロナウイルスのワクチンを開発、治験を開始したものの、治験の第3フェーズに差し掛かった段階で中国国内には事実上ウイルスが存在しておらず、テストの実施環境に欠いていたことから、この治験を他国を中心にして行わざるをえなかった。
新型コロナのワクチン 他にはどんなものがある?
ロシアは今年8月11日、世界で初めて新型コロナウイルスのワクチンを承認した。11月11日、ロシア開発のスプートニクⅤワクチンは治験第3フェーズにおいて92%の有効性を発揮した。 また、ファイザー社の情報によれば、臨床試験の現段階では製薬の効果が95%超という結果が示された。 同社によれば、ワクチンは2段階で投与がされ、接種後28日で新型コロナウイルスからの予防効果が表れるという。今年末までにファイザー社とバイオエヌテック社は、5000万ワクチンの生産を予定し、2021年にはさらに13億本を計画している。 その他、この間モデルナ社は、新型コロナウイルス用ワクチンの臨床試験で第3段階が終了したことを発表した。その効果は94.5%とされる。