署名を行ったのは、カタールとクウェートの首長であるタミーム・ビン・ハマド・アール=サーニー首相とナワーフ・アル=アフマド・アッ=サバーハ首長、サウジアラビアとバーレーンの皇太子であるムハンマド・ビン・サルマーン皇太子とサルマン・ビン・ハマド・アール・ハリーファ首相、アラブ首長国連邦のムハンマド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム副大統領、オマーンのファハド・ビン・マフムード・アル・サイード副首相ら。
一方で最終声明の正確な内容はまだ広く公開はされていない。カタールの専門家によれば、同地域の各国間の合意は、カタールとその隣国によって設立された技術委員会によって最終的に仕上げられることとなる。
ペルシャ湾岸各国による湾岸協力会議の6ヶ国指導者による第41回サミットが、サウジアラビア北西部のウラーで開催されている。新型コロナウイルスのパンデミックにも関わらず、アラブの君主たちは、2020年後半に開催を予定していたバーチャル会議ではなく、直接顔を合わせる会談を決定した。しかし、カタールとその近隣諸国との間の待望の和解が計画されたことから新年初めに延期となった。
2017年6月5日、バーレーン、アラブ首長国連邦、サウジアラビア、エジプト、イエメン、リビア暫定政府、モルディブ、モーリシャスは、カタールの首長がテロや過激思想を支持しているとして、カタールとの断交を発表した。サウジアラビアはカタールへの陸上輸出を禁止し、国境を閉鎖。カタールは一方、外交関係を断絶したアラブ諸国の決定に遺憾の意を示し、取られた行為を不当だと述べた。