大統領選の結果に影響行使は不可能=米副大統領

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マイク・ペンス米副大統領は連邦議会で承認された選挙人による投票結果に変更を加えることはできないとの考えをトランプ大統領に伝えた。ニューヨーク・タイムズ紙が消息筋による証言をもとに報じた。

報道によると、ペンス副大統領はトランプ大統領と5日に昼食を共にした際、投票結果の承認を停止する権力があるとは考えていないことを大統領に伝えたという。ペンス副大統領は6日、上院と下院を合わせた連邦議会の集会に上院議長として出席する見通し。議会ではがこの日、選挙人による投票結果が正式に承認されることとなっている。

先にトランプ大統領は5日のツイートで、ペンス副大統領が選挙人による投票結果に影響を行使できるとの考えを示していた。

副大統領には欺瞞に満ちた方法で選出された選挙人を退ける権利がある。

​1月6日に行われる議会での承認で、選挙人らによる投票結果を選別する権利を副大統領に付与させることを求めた裁判で、テキサス州連邦地方裁判所は原告側の主張を退けており、トランプ大統領の主張は裁判所の見解と矛盾していることが指摘されていた。

トランプ大統領は大統領選の選挙結果を争う姿勢を依然として示している。別のツイートでは、5日にワシントンで開かれる大統領支持の集会参加者らが票泥棒を許さないという内容を発信していた。

私は期待する。民主党議員らはもとより、これはより重要なことだが、弱腰で力もない名ばかりの共和党議員らは目撃するだろう。数千人の人々が首都に押しよせてくる。彼らは選挙における圧倒的な勝利を盗ませるような真似はしない。

米大統領選挙は11月3日に行われた。12月4日、選挙人団は投票結果を確定し、これにより、ジョー・バイデン候補は正式に次期米大統領に選出された。トランプ氏は敗北を認めず、一連の州での票の集計作業に不正があったとして裁判に訴えたものの、トランプ氏の法律家らの試みは成功せず、最高裁判所もこの訴えを取り下げた。

次期大統領の就任式は年明けの1月20日に行われる。

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