クカノフ氏は、「一般的にコードレスヘッドフォンの場合、消費者が一番心配するのは頭の近くで放射が生じることだ。ここで理解する必要があるのは、それは携帯電話の数分の1程度だということ。また、そのことからコードレスヘッドフォンは理論上はリスクが低いとされている」と強調した。
もしそれでも自身の健康を危惧するのであれば、こうしたタイプのヘッドフォンの使用時間を、たとえば一日中装着して出歩かないとか、眠る際の利用を控えるなど、規制する必要がある
同所長は、大音量は、特にヘッドフォンを長時間使用した場合、聴覚に否定的な影響を与えることから健康にとって大きな脅威となると指摘した。クカノフ氏は、「この場合、聴覚の感覚細胞に損傷を与え、難聴につながるおそれがある。聴覚を失わないようにするためには、ヘッドフォンの使用は1日3時間未満とし、最長で連続2時間、音量も最大限にはしないことだ」とアドバイスした。