米連邦議会の混乱で4人死亡 警察

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米首都ワシントンの警察は7日、米連邦議会議事堂の混乱で少なくとも4人が死亡したと発表した。

6日(日本時間7日)、米連邦議会の建物内にトランプ大統領の支持者が侵入した。混乱で女性が胸を撃たれて死亡したと伝えられていた。

警察によると、連邦議会の建物周辺でさらに3人が負傷して死亡した。死因は未だに明らかにされていない。

​首都ワシントンのバウザー市長は混乱の発生を受け、同日からの夜間外出禁止令を発出した。また、バウザー市長は緊急事態の期間を1月21日まで延長すると発表した。

連邦議会では6日、上下両院合同本会議で昨年11月の米大統領選の公式集計が行われていた。同日、トランプ米大統領を支持する集会が開催された。トランプ氏は集会で支持者に議事堂に行進して選挙手続きに抗議の意を表明するよう呼びかけていた。その後、トランプ氏は自身のツイッターに動画を投稿し、改めて「盗まれた選挙だった。私たちの地滑り的勝利だった」としたうえで、「平和でなければならない。家に帰ろう。愛している」と支持者らに呼びかけた。


米大統領選挙は11月3日に行われた。12月4日、選挙人団は投票結果を確定し、これにより、ジョー・バイデン候補は正式に次期米大統領に選出された。トランプ氏は敗北を認めず、一連の州での票の集計作業に不正があったとして裁判に訴えたものの、トランプ氏の法律家らの試みは成功せず、最高裁判所もこの訴えを取り下げた。

次期大統領の就任式は年明けの1月20日に行われる。先に、トランプ氏はバイデン氏へホワイトハウスを「引き渡す」ことを拒否していた。

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