ミラー長官代行はツィッターに次のような声明を表している。
「昨日、議事堂で起きた暴力は厳しく非難すべき事態であり、米合衆国の憲法の原則と矛盾する。(中略)私と国防総省の私の部下たちは我々の誓約に従い、自己の義務遂行を続け、1月20日、選挙で選ばれたバイデン大統領への平和的な政権移譲を決められたとおりに執行する。」
これより前、バイデン次期大統領は国防総省の幹部が全権移譲を阻害しているとしてこれを非難する声明を表していた。
"Yesterday’s violence at the Capitol was reprehensible and contrary to the tenets of the United States Constitution. In the midst of this tragedy, I was proud of the professionalism of our Department of Defense personnel.
— Department of Defense 🇺🇸 (@DeptofDefense) January 7, 2021
支持者がトランプ氏に背を向けた?
この騒乱には米国内の多くの政治家が反応を示しており、ベッツィ・デヴォス教育長官、イレーン・チャオ運輸長官の2名が辞任を発表した。ウィリアム・バー元司法長官もトランプ大統領は自分の任務と支持者を裏切ったとする声明を表した。バー氏はこれまでトランプ氏の強力な支持者のひとりとされてきた。トランプ氏をあまたの訴訟からも議会の追跡からも守ってきたバー氏は、昨年末12月23日、辞任したばかり。
1月6日、現職のトランプ大統領の支持者らはトランプ氏の参加した集会の散会後、米議事堂に突入した。この際に発砲で女性1人が死亡した他、3人が暴力とは直接関係しないものの、騒動の最中に死亡した。議事堂は物的損傷を蒙った。議事堂で行われていたジョー・バイデン氏の大統領選の勝利を確定する会議は侵入者らによって数時間にわたって中断された。上院の民主党の指導者らはトランプ氏の弾劾ないし憲法の大統領の無能に関する修正条項に基づいて解任するよう呼び掛けた。
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