1月6日の議事堂占拠事件後、主要なソーシャルネットワークサービスは暴力を煽ったとしてトランプ大統領や支持者ら数万人分のアカウントを次々と停止した。これを受けてトランプ大統領は集会で、「言論の自由はかつてないほどの危機に瀕している」と発言した。
また、トランプ大統領は議事堂占拠事件について言及した中で、民主党と和解する必要性を訴えた。
我々は米国の歴史と伝統を破壊するのではなく、それらに対する敬意を信じよう。これからは国を癒す時である。
議会でトランプ大統領の罷免を求める声が飛び交う中、実際に合衆国憲法修正第25条が発動される可能性は「限りなくゼロ」に近いとした。さらに、議会下院で検討が進む弾劾訴追決議案については「もっともビッグで悪意に満ちたデタラメ」とコメントした。
なお、メキシコとの間に建設された壁について、「次期政権が撤去するような真似はさせない……誰一人として手を触れてはならない」と発言した。演説の中でトランプ大統領は壁が建設された地域では不法移民や麻薬の密輸が大幅に減少したとして、自らの政策がもたらした功績を強調した。