米エネルギー省、21年の原油価格の予想を引き上げ

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米エネルギー省は、2021年のブレント原油の平均価格の予想を1バレル=48.53ドルから52.70ドルへと引き上げた。米エネルギー省が、米エネルギー情報局とエネルギー省の統計に基づき、報告を行った。

エネルギー省の評価によれば、22年のブレント原油価格は1バレル53.44ドルになる見通し。

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またエネルギー省は、2020年の国内の原油生産量は日量1,130万バレル減少、2021年にはさらに20万バレル減少し、1,110万バレルとなる見通しを明らかにしている一方、2022年には1,150万バレルにまで増加すると予想している。

一方、世界の石油需要は、2020年に日量900万バレル減少したが、2021年には560万バレル、2022年にはさらに330万バレル拡大するとの見通しを示している。

OPEC諸国の生産量

石油輸出国機構(OPEC)の原油生産量は、2020年はおよそ2,560万バレルだったのに対し、2021年には2,720万バレルとされる。米エネルギー省は、OPEC諸国およびリビアの石油生産量が増加したためだとし、OPECと非OPEC主要産油国で構成するOPECプラスの枠内での最近の合意により、ロシアとカザフスタンでの原油生産量も2021年2月から3月に日量50万バレル増加する見込みだと指摘した。

また米エネルギー省は、2022年にはさらに日量110万バレル増産される可能性があるとしている。

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