米国は近い将来、米国人投資家による投資を禁止する中国企業のリストを拡大する。また、これらの企業は2020年11月の(中国企業への一部証券投資を禁じた)大統領令の対象企業となる。
シャオミの米国預託証券は店頭取引されている。米「ファクトセット」によると、同社の米国預託証券は14日に9.4%下落した。香港証券取引所におけるシャオミの資産価値は1年で2.7倍に跳ね上がり、現在のところ約1070億ドル(約11兆900億円)に達している。
同紙は今週、米当局がブラックリストの拡大について議論し、そこに中国の電子省取引最大手「アリババ・グループ・ホールディング・リミテッド」、検索エンジン大手「バイドゥ」、インターネットサービス大手「テンセント・ホールディングス」を含めるかどうかを検討していると報じていた。しかし情報筋によると、米政府は12日の会議後、これらの企業をリストに含めないことを決定。特にスティーブン・ムニューチン米財務長官は、このような大企業に対する制裁は市場を不安定化させ、経済に悪影響を及ぼすと指摘している。アリババとテンセントは、中国の上場企業の中でも最大の大企業。