デラウェア州で行った演説でバイデン氏は次のように語りかけた。
お願いだからマスクを着用してほしい。自分のためにできないのなら、自分が生きる国のために。これは政治的な問題ではなく、人命救助に関わっている。これは愛国心にあふれた行為である。
バイデン氏によると、国民がマスクの着用義務を守れば1月から4月の間だけで国内では5万人の命を救えるという。
マスクの着用に関する議論は議会にも波及している。議事堂占拠時にデラウェア州出身の女性議員がマスクを着用するよう配布していたところ、共和党の議員らは着用を拒否したとバイデン氏は指摘した。
ギャングの集団によって議会が占拠された際の議員らを目にして私は驚いた。彼らは安全な場所でマスクの着用を拒否したのだ。一体、彼らはどうしたのだろう。いい加減に大人として行動すべきだ。
バイデン氏によれば、議事堂占拠の結果、議員らのうち4人が新型コロナウイルスに感染したとのこと。そのうち、1人は癌を患った高齢女性とされている。