決議案では、欧州議会は「EUとその加盟国に対し、さまざまな外交政策プラットフォーム及びEUがその完了を即時に停止しなければならない『ノード・ストリーム2』などのプロジェクトにおけるロシアとの協力を批判的に見直すことを求める」と述べられている。
決議案ではまた、EU加盟国がEUとロシアの関係に関する新たな戦略を練ることも要求されている。
欧州議会で19日、ナワリヌイ氏の逮捕に関する議論が行われた。複数の議員は、EUによるロシアに対する追加経済制裁の発動を提案し、ノード・ストリーム2の建設完了に反対することなどを求めた。
これについて議論に参加したEUのジョセップ・ボレル外務・安全保障政策上級代表は、ノード・ストリーム2は民間プロジェクトであり、ドイツ政府が同パイプラインの建設を承認した場合、欧州委員会が干渉することはできないとコメントした。
ナワリヌイ氏は今月ドイツから帰国し、詐欺罪に対する執行猶予中の出頭義務に違反したとして、モスクワのシェレメチェボ国際空港で拘束され、連邦検察委員会の拘置所「マトロスカヤ・チシナ(船乗りの静寂)」で2週間の隔離期間に入った。