先に英タイムズ紙は、日本政府高官らが2021年に延期されていた東京五輪の開催を中止することで内部合意を固めたと報じていた。匿名で取材に応じた政府高官は「誰がこのことを発表するか、誰も自分が最初になりたくない、しかし、合意は取れている」と発言したという。
一方、森会長は西日本新聞による取材の中で、国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長の意向で電話会談を申し入れてきたコーツ調整委員長に対し、東京大会開催は「何ら変わっていない」と伝えたという。森氏は「最悪の状態をいろいろ想定して考えるのは当たり前」、五輪の運命については「聖火リレーが出るかどうか、延ばすかどうかで自然に分かる」とコメントした。また、再延期については「ありえない」と明言。
東京2020組織委員会の最終的な決定について森氏は、「コロナの感染状況を見て決める。夏にはこういう状況になっていると見通せるようになってからなので、3月ごろからだろう」とした。
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