アルバニア外務省は、ロシア大使館の外交官が新型コロナウイルス感染防止対策を続けざまに違反したことについて懸念を表明し、首都ティラーナ駐在のミハイル・アファナシエフ大使に連絡したと伝えた。
アルバニア外務省は、「遺憾ながら、外交官は講じられた措置に違反し続けた。アルバニア政府は、アレクセイ・クリボシェエフ外交官を『ペルソナ・ノン・グラータ』に指定し、公式通知から72時間以内の国外退去を義務づけた」という声明を表した。
一方、リアノーボスチ通信の取材によると、ロシア大使館側は、ロシア人外交官に対する告発を不当であると見なししている。
在アルバニアロシア大使館では、次のように明かされた。
ロシア大使館は、アルバニア側から当該の内容について口上書を受け取ったことを確認している。また、この件に関してアルバニア外務省が報道向けに公表した内容についても把握している。これらの文書におけるロシア外交官に対する告発は全て不当であると見なしている。報道されている外交官の姓名の表記は、これまでの外交業務上のそれと大きく異なっている。
アルバニア側は、今回の決定についてロシア政府に理解を求め、両国間の関係改善を保証している。
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