25日に同研究所が発表したコミュニケには次のように書かれている。
「抗麻疹ワクチンのウイルスを土台とした(COVID-19の)ワクチン候補の開発は、昨年8月から開始されていた第1フェーズの中間発表が検討された後、これ以上続けないという決定がとられた。」
発表によれば、被験者に対する最初のテストの後、ワクチンは拒否反応を起こさないことは確認されたが、同時に「免疫応答は、通常の感染経路を経て回復した人や、承認の下りた抗COVID-19ワクチンを使用した人に見られたよりも低いことがわかった。」
こうした発表がなされた一方で、パスツール研究所は、前臨床実験を通過した他のワクチン候補については引き続き開発を行い、COVID-19の学術面からの対策に積極的に関与をしていくと明言している。