ゲイツ氏は「われわれは次のパンデミックへの備えができていない。2年後には状況が変わっていることを願っている。ワクチン、検査、医薬品、疫学、モニタリングなど、できることがたくさんある」と述べた。
ゲイツ氏は、人類はコロナウイルスをめぐる状況から教訓を学び、将来の同様の課題によりよく備える必要があると強調した。同氏は、現在の新型コロナウイルスのパンデミックに対して最善の備えができていれば、今回のパンデミックで違いが感じられたはずだと述べた。
ゲイツ氏は、コロナウイルスについて、例えば地震、竜巻、または気候変動などと同じように日常生活の一部になったとの考えを示した。また同氏は、政府の課題は、これらの出来事から市民を守ることだと指摘し、もう少しよい備えができていれば、すでに今回のパンデミックで大きな違いが感じられたはずだと指摘した。
またゲイツ氏は、現在の状況では人々の忍耐力が「明らかに尽きようとしている」と述べ、特に、生活が苦しく、自分の子どもにオンライン教育を受けさせることができない人々の忍耐力が尽きかけているとした。ゲイツ氏は、生活の正常化には少なくとも1年はかかるとの見方を示した。
ゲイツ氏は26日、東京五輪の今夏開催はまだ可能性があるとの考えを示した。
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