ミャスニコフ医師は、ケトジェニック・ダイエットでは脂肪だけを摂取し、完全に炭水化物を断ち、タンパク質は少ししか摂らないと説明した。
同氏によれば、こうした栄養状態では、人間は風邪のような症状に見舞われるという。これは、全身の痛みや悪寒、倦怠感、筋力低下、不安神経症、不眠症といった症状。また、心脈の異常や腸の不調、神経に問題が生じるおそれがあるという。
ミャスニコフ医師は、ダイエットには食事のカロリーを下げ、運動を行い、バランスのよい食事を摂るだけで十分だと指摘する。
また、以前、米国の研究者らは、老齢期の精神衛生を保つには、やはり炭水化物の摂取量を下げる必要があると強調した。