世論調査によると、ムヒディン内閣は効率的かつ機能していると考えている住民は昨年8月の43%から35%に下落した。同時に、政府の実行不可能性に確信を示した回答者は19%と、前回調査時の9%から増加した。また回答者の約半数がマレーシア経済の見通しに疑問を示した。さらに国の指導部の中に「道徳的問題」があると考える人も大幅に増え、8月の49%から62%に増加した。
ムヒディン(73)氏は、マレーシアの慣行に反して国王から直接首相に任命された。昨年3月、2018年の総選挙の結果を受けて首相に就任したマハティール・モハマド前首相の突然の辞任後に発生した政治危機の中、ムヒディン氏の首相就任の宣誓式が行われた。ムヒディン氏は前回の選挙で勝てなかったため、多くの政治勢力はムヒディン氏の首相指名は違憲だと考えている。
先月、マレーシア最高統治者のアブドゥラ国王は、国内の新型コロナウイルス感染拡大に伴い、非常事態宣言を発出した。
関連ニュース