県によると、3日、匝瑳市の養鶏場の鶏舎11棟のうち1棟内で30羽の死亡を発見、21時に養鶏場から家畜保健衛生所へ異常発生の通報があった。県が立ち入り検査を行ったところ、高病原性鳥インフルエンザが検出された。
県は合わせて17万6500羽のニワトリの殺処分を行うほか、発生農場の半径3キロ区域内のニワトリなどの移動制限、3~10キロ区域内のニワトリなどの搬出制限などの対応を行う。
日本政府は1月、鳥インフルエンザは今年度、発生件数および殺処分数ともに過去最多になっていると発表した。11月の発生以降、17県(香川、福岡、兵庫、宮崎、広島、奈良、大分、和歌山、岡山、志賀、高知、徳島、千葉、岐阜、鹿児島、富山、茨城)の40カ所以上の農場で確認され、700万羽以上が殺処分された。この中には、日本国内の鶏肉生産量上位を占める県も含まれている。