この研究では、新型コロナウイルスの感染者666人を対象としている。この約4分の1の感染者の舌に腫れや炎症、こぶや斑点などの症状があらわれた。
感染者には手のひらや足の裏に焼けるような感覚があったという。また、感染者の中には手や足に赤みや腫れが出たと訴える人もいた。
研究者らは、こういった症状は成人の肺炎患者にしか起こらないと指摘しており、新型コロナウイルスの診断における独自の指標とすることについては推奨していない。
ロシア諸民族友好大学のセルゲイ・ボズネセンスキー准教授(感染症学科)は、ラジオ・スプートニクのインタビューで新型コロナウイルスとウイルス性呼吸器感染症で見られる類似の症状について語った。ボズネセンスキー氏によると、これらの疾患は、鼻腔、肺、喉頭などの呼吸器系の何らかの部分で影響を受ける。第2の類似の症状は中毒であり、頭痛、体の痛み、発熱などがあるという。