同企業の昨年末までの9ヶ月間のグループ全体の決算は、赤字が最終的に1238億円となった。また、同時期の決算が赤字となるのは2年連続となる。
こうした原因には、新型コロナウイルスのパンデミックの影響が背景にあり、メインである自動車向けの鋼材生産が落ち込んだことが上げられる。しかし、その後、自動車メーカーが予想以上に生産を持ち直したことなどから、今回、今年度の業績の予想を500億円縮小し、赤字を1200億円に上方修正した。
鉄鋼業界では、今年度の業績予想を後方修正するところもあり、神戸製鉄も最終的な損益を150億円の赤字からゼロに修正している。
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