同通信によると、米ニュージャージー州在住のジョー・ディメオさんは2018年、夜勤明けの帰宅途中に居眠り運転をしてしまった。ディメオさんの車はガードレールに衝突し、車はひっくり返り炎上。これにより、ディメオさんは体の80%に火傷を負った。
At 22, Joe DiMeo is rediscovering a range of sensations after he had a face and double hand transplant pic.twitter.com/2Dcy1yeCji
— Reuters (@Reuters) February 4, 2021
この事故の後、ディメオさんは4ヶ月間入院し、手術を20回受けた。ディメオさんは手の指とまぶたを失い、顔や首には動かしづらくなるほどの傷が残った。医師らは2019年、亡くなったドナーの顔と手をディメオさんに移植する手術を行うことにした。
23時間にも及ぶ手術では、髪の生え際から首までの全ての皮膚と軟骨、頬骨の一部、鼻の骨、下あごの骨がディメオさんに移植された。
ディメオさんは移植手術から半年後、目をまばたきさせたり、眉を上げたり、しわをよせたり、服を着たり、愛犬と遊んだり、ゴルフまでできるようになった。しかし、組織の拒絶反応を防ぐために、免疫抑制剤を一生服用しなければいけないという。