ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相との会談について報告を行なった記者会見の席で、同上級代表は、科学誌『The Lancet』に発表されたロシア製ワクチン「スプートニクV」とその高い効果に関して紹介を行なった。
ボレル上級代表は、ロシア連邦の成功を祝福し、欧州ではワクチンが不足しており、追加的なワクチンの供給先は素直に歓迎されるとして、「スプートニクV」は欧州にとって良いニュースなると強調した。
ボレル上級代表は、「今後、欧州医薬品庁が、EU加盟各国での使用に向けこのワクチンを承認することに期待する」と強調した。
2日、科学誌『The Lancet』が、高い効果と安全性が認証されたロシア製の新型コロナウイルス用ワクチン「スプートニクV」の臨床実験の第3フェーズの結果を公表した。製薬の効果は91.6%とされ、60歳以上の治験者では91.8%だった。また、同ワクチン接種後の新型コロナウイルスに対する抗体は98%の治験者で確認がされた。