スペイン保健省はこれにより、アストラゼネカ製ワクチンの安全性と有効性のデータは高齢者向けの接種には不十分とする欧州の他の諸国の医師らの進言を聞き入れたことになる。
現在のスペインでは、4600万人の人口のうち200万人超が接種済で保健省は今年夏までに全国民の70%以上の接種を完了させる計画を進めている。
英国とスウェーデンの合同製薬会社アストラゼネカ製のワクチンの問題については南アフリカでも指摘されている。南アの研究者らからは、蔓延するウイルスの菌株への同ワクチンの有効性を疑問視する声があげられ、補足の調査が終了するまで、接種は一時中断されている。
これより前、韓国はアストラゼネカのワクチンを承認したものの、65歳以上の市民への接種は慎重に行うよう呼び掛けている。