独連邦統計局の調べによれば、独工業生産は11月に1.5%成長を遂げた後、12月中もその成長率が維持された。
VP Bankのエコノミスト、トーマス・ギトツェル氏は「独の工業部門は過去数か月、比較的良好な結果を示している。これは基本的に中国の経済がうまく稼働しているおかげだ」と分析している。ロイター通信が同氏の指摘を引用して報じた。
ギトツェル氏は、「中国が生産拡大を行えば、ローカル(ドイツ)の工業生産も同じく拡大していく」と指摘し、「独自動車産業は中国からの収益のおかげで首位を維持している」と述べている。
こうした一方で2020年を通じた加工セクターの生産は8.5%落ち込んだ。
先月、独政府は2021年のGDP成長率予測を3%まで下げている。2020年秋の独のGDP成長率は4.4%の水準。これは独経済がパンデミック前の状態に戻るにはおそらく2022年半ばまでかかることを示している。
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