独外務省は、モスクワでの無許可の集会に参加したドイツ人外交官にロシア政府が追放を命じた措置について「決して、正当化できるものではない」とする声明を表した。
2月5日、ロシア政府は、ドイツとポーランド、スウェーデンの3人の外交官に対し、無許可行動に参加したとして追放を命じた。ロシア政府のこの措置は、1月23日に実施された無許可の抗議行動に欧州3国の外交官らが参加したことに対するもの。抗議集会に参加した外交官らはペルソナ・ノン・グラータ(好ましくない人物)として近日中にロシアから出国しなければならない。
2月2日、モスクワで野党指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏に対する裁判が行なわれた。同氏には、詐欺と執行猶予条項違反の嫌疑がかけられている。裁判所は、同氏の執行猶予を取り消し、3年半の収容所への勾留を決定した。
その後、ロシア外務省のマリア・ザハロワ 報道官は、野党指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏の支援のためロシアで行われた無許可行動にスウェーデンの外交官が参加したと発表した。