フランシスコ・ヴァイア所長は外国のプレスを前にした記者会見で次のように述べた。「我々は政治、産業からの影響を受けてはなりません。競争は公正ですが、我々は中立的であらねばなりません。研究調査から判断し、我々はそれ(スプートニクⅤ)が有効性が高いということができます。ですから、我々はそれを承認することができるし、またそうせねばならないのです。」
フランシスコ・ヴァイア所長は、イタリアは接種キャンペーンを大々的に展開している一方でワクチン不足を抱えていると指摘している。
「スプートニクⅤは文献を読む限り、素晴らしいワクチンです。これは私個人の見解だが、国の調整機関が許可を出せばこれを使うことができます。パンデミック克服に一助となるものは我々は全て使うべきなのです。」
世界的に権威ある医学雑誌「ランセット」は2月2日、有志を対象に行われた「スプートニクV」の第3相臨床試験の結果をまとめた論文を掲載した。この試験により、ロシア製ワクチンの高い安全性と91.6%の有効性が確認された。
ロシア製ワクチン「スプートニクⅤ」は世界ではすでに ベラルーシ、アルゼンチン、 アラブ首長国連邦、 ハンガリー、セルビア、ボリビア、 アルジェリア、 パレスチナ、 ベネズエラ、パラグアイ、 トルクメニスタン、イラン、ギニア共和国、チュニジア、 アルメニア、メキシコ、ニカラグア、レバノン、ミャンマーで承認が下りている。
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