The Irrawaddyによると、武装した兵士たちはヤンゴン大学近くの道路の1つを封鎖した。先に、ミャンマーの首都ネピドーでは警察隊がデモ参加者に向けて放水した。また警察は数回の威嚇射撃も行った。負傷者が出ていると伝えられているが、その正確な数は不明。
SNSでは、抗議者側にまわる警察の画像や動画の投稿が拡散されている。パテイン市では、警察がデモ隊に対抗せずにデモ参加者の前の障害物を撤去、デモ隊が行進を続けることができるようにした
ミャンマーでは軍による政権掌握後、4日連続で大規模な抗議デモが行われている。
ミャンマーでのクーデター
ミャンマーでは1日、クーデターが発生。このクーデターで国軍はウィン・ミン大統領、アウン・サン・スー・チー国家顧問や与党・国民民主連盟の指導者を逮捕した。
このクーデターにより、ミン・アウン・フライン将軍が事実上の国家指導者となった。同将軍は1年間の非常事態を宣言し、ミン・スエ副大統領が大統領代行に就任した。
政権を掌握した国軍は、非常事態宣言が解除された後に総選挙を行うとの意向を表明した。国軍は前回の総選挙の結果を再び確認し、新たな総選挙の投票によって合法的に選出された政党に政権を譲渡する。
国連のアントニオ・グテーレス事務総長は、ミャンマー国軍によるクーデターについて、同国で達成された民主化の進展を損なっているとの懸念を示している。
アジア経済ニュースを発信するNNA ASIAによると、在ミャンマー日本大使館は、在留邦人宛てたメールで、不要不急の外出を控えるように求めたという。