ペテルブルグのシャーロック・ホームズとモスクワの勇敢な探偵
日本でロシアの新作ミステリードラマが初放送
日本のミステリー専門チャンネルAXNミステリーが2月にロシアのミステリードラマ2本を初放送する。いずれのドラマもロシアの都市、帝都サンクトペテルブルグと現代の首都モスクワで撮影されたもの。『シャーロック・ホームズ ロシア外伝』は、英国の伝説の探偵シャーロック・ホームズが切り裂きジャックを追ってサンクトペテルブルグへ向かうという物語だ。『貴公子探偵ニコライ』は、ロシア版シャーロック・ホームズとでも呼ぶべき探偵ニコライ・ベズソノフの冒険を描く。スプートニクが2作品の監督と主役の独占インタビューをお届けする。
シャーロック・ホームズが切り裂きジャックのあとを追う。狂気の殺人鬼はロンドンですでに複数の女性を殺害しており、そのたびに殺人現場にホームズへのメッセージを残していた。ホームズは殺人鬼との決戦に臨むが、ワトソンは怪我を負い、殺人鬼は逃亡する。逃亡先は・・・帝政ロシア。キルギス人のヌルベク・エゲン監督がサンクトペテルブルグで撮影したドラマ『シャーロック・ホームズ ロシア外伝』はここから始まる。現代のサンクトペテルブルグで19世紀の雰囲気をどのように再現したのか、新たなホームズはこれまでのホームズとどう違うのか。スプートニクのインタビューで監督が語った。
名門貴族ベソノフ家の青年ニコライは運命のいたずらと心の命ずるままに探偵警察の役人になる。同僚たちは彼を冷たく迎えたが、ベテラン刑事のピョートル・ロマノヴィチ・シュキンだけはニコライに将来のスター捜査官の資質を見出す。スラム街や社交界の女王の閨房で起こる一連の謎めいた危険な犯罪を、彼ら二人が解決していく。ベソノフという名のモスクワの探偵の物語がここに始まる。