情報筋によれば、同代理は中国へ逃げた脱北者らを、彼らが帰国しないのであれば、彼らの家族は永遠に「祖国の裏切り者」として責めを負うことになると恫喝しているという。
また同代理は、彼らは中国の同僚らと緊密に協力しており、そのため「『北朝鮮に』彼らを帰国させることは容易いこと」と述べている。
脱北者らが帰国を受け入れた場合、同代理は、当局は逃亡を免除し、帰国の際に没収された財産を違反者らに返還すると約束している。
また、国家保衛省の代理は、現在、中国で内通者となった脱北者の援助も活用している。これらの内通者らは新しい逃亡者に呼びかけ、北朝鮮に一緒に帰国することを勧めている。
しかし、脱北者は、北朝鮮に帰国しようとした際に射殺された人たちのニュースを聞いているだけに、通常は決意が揺るぐことはない。
情報筋によれば、1月1日に朝鮮労働党の指導部は、脱走者を食い止めるよう指示を出し、『国境を越えよう』とする人を直ちに銃撃・射殺するように命じている。