米疾病対策センターが先月行った実験によると、医療用マスクや布マスクを単体で着用した場合、遮断できる飛沫の割合がいずれも40%程度だったのに対し、医療用マスクに布マスクを重ねると90%程度まで上昇した。
また、マスク単体で着用する際でも耳にかけるひもに結び目を作り、隙間をなくすことで同様の効果が得られることを説明した。
さらに、感染者と非感染者が約2メートルの距離で共にマスクを2枚重ねて着用した場合、非感染者が96.4%の粒子を遮断できたという。
実験結果に合わせ、同センターは新たに感染予防ガイドラインを公表し、マスクの鼻の部分に装着する留め具や、全体がずれないよう固定する器具などの使用も推奨した。