共同通信によると、フランス政府は2037年までに同空港に第4ターミナルを新設し、空港の受け入れ可能利用者数を年間8000万人から4000万人増やし、1億2000千万人にする計画だった。推定事業費は70億~90億ユーロ(約8900億~1兆1千億円)とみられている。
しかし、新型コロナウイルスがもたらしたパンデミック(世界的大流行)で航空旅客需要が大幅に減少したことや、航空機による温室効果ガス排出の削減をめざすなど、環境問題に配慮する観点から計画は中止になった。
同国のバルバラ・ポンピリ環境相はルモンド紙に対し、空港の拡張計画は「政府の環境政策や、激変期にある業界の要請と合わない」と指摘した。
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