2月2日から7日、米国上院でのトランプ氏に対する弾劾が開始されるにあたって、全国で数千人の米国人がオンライン調査に応じた。
調査結果では、回答者の54%がトランプ氏は完全に政治から身を引くことに賛同した。調査に参加した民主党支持者のうち81%がこうした考えを示し、共和党支持者ではわずか26%だった。
また、共和党支持者の74%はトランプ氏が政治へ関与し続けることを望み、それには同氏が共和党の幹部として留まるべきと考える48%の人たちも含まれる。一方、12%は、同氏はどんな政党も指導すべきではないとの意見だった。
この間、トランプ氏の弾劾の際に告発側は、もし弾劾を行なわないならば、同氏は今後、暴動を扇動するおそれがあると表明している。
米議会上院は9日、ドナルド・トランプ元大統領に対する弾劾裁判の合憲性について採決を行い、賛成多数で合憲とした。共和党からは6人が離反して賛成票を投じた。弁護側は弾劾について憲法が定める規定は現職の大統領を対象としたものであるため、トランプ氏に弾劾は適用できないとの見方を示していた。