同センターは新型コロナウイルス用ワクチンをロシアではじめて開発した機関で、そのワクチン「スプートニクV」はすでに登録が行なわれ、高い効果が示されている。
グンツブルグ代表は、以下の点に注意を促した。
身体的負荷。接種後2日間はこれを避ける必要がある。同氏によれば、身体で同時に2つのプロセス(運動と感染に対する抗体反応の形成)に対応するためブドウ糖が不足する。
栄養。新型コロナウイルスに対する抗体の生成はエネルギー消費が伴うことから、さまざまな食品を十分に摂取することが必要。
有害な生活習慣。接種の効果を部分的に低下させることから、こうした行為は控える必要がある。
2日、科学誌『The Lancet』が、高い効果と安全性が認証されたロシア製の新型コロナウイルス用ワクチン「スプートニクV」の臨床実験の第3フェーズの結果を公表した。製薬の効果は91.6%とされ、60歳以上の治験者では91.8%だった。また、同ワクチン接種後の新型コロナウイルスに対する抗体は98%の治験者で確認がされた。
「スプートニクV」
ロシアは今年8月11日、世界で初めて新型コロナウイルスのワクチンを承認した。ワクチンは「スプートニクV」と名付けられた。臨床試験はロシア保健省から許可を得たガマレヤ国立疫学・微生物学研究センターによって6月から7月に実施された。「スプートニクV」は、これまでに多くのワクチンが生産されたすでに知られているプラットフォームを基盤につくられた。ロシア保健省によると、これまでに実施された「スプートニクV」の接種は、最大2年間の長期的な免疫を与えることを示している。