同誌によれば、このタイプはさまざまに折り曲げることができ、さらに0.5ミリの曲げ半径で折りたたむことができる。この場合、曲げ半径がより小さいほど利用時に故障なく太陽光電池を折り曲げて使用する可能性が高まる。比較として、ポリカーボネート性の通常のシートでは曲げ半径の最小値はおよそ0.7メートルとなる。
開発者は、太陽光電池は、単層のカーボンナノチューブからなる導電性フィルムによってこうした柔軟さと耐久性を得ることに成功したと強調した。その結果、太陽光電池の厚さはわずか7マイクロメートルと非常に薄いものとなった。
実験では、太陽光電池のこうした薄さにから、最大0.5ミリメートルの曲げ半径で1万回まで故障なく折りたたむことが可能であることが示された。また、折りたたみ可能な太陽光パネルは素晴らしい機能を示し、エネルギーの変換効率は15.2%、透明度は80%となった。
© 写真 : Prof. Il Jeon / Dr. Jungjin Yoon / Pusan National University韓国 折りたたみ式の太陽光パネルを開発
韓国 折りたたみ式の太陽光パネルを開発
この間、韓国の技術者らは、太陽光電池の開発にさらにどのような素材を利用しているかについて、通信社「スプートニク」に明らかにしている。