専門家らがロンドンの複数の主導的な医療機関のデータを調べた結果、新型の変異種VUI-202012/01は今までの菌株に比べ30-70%も死亡率が高いことが明らかになった。こうした一方で、統計上の数値からはおしなべてこうした傾向が示されたものの、死亡率が高い原因およびさらに正確な死亡指数を確定するためにはより詳細な分析が必要と慎重な見解も表されている。
研究者らは高い死亡リスクの原因について、「英国型」ウイルスは従来型よりも感染経過が重症化するためではないかと考察している。
2020年末、ケント州で最初に確認された変異株の存在が明らかになった。実際のところ「ケント」株の最初の感染は2020年9月に起きていた。英国では同年12月13日までに1000人以上が変異株に感染した。専門家らによると、変異株が外国から「持ち込まれた」ことを示唆するデータはない。したがって、変異種は英国で発生したとみられる。なお学者らはこの変異株について、実際に従来のウイルスよりも人から人への感染力が71%強いのかどうかを明らかにしようとしている。変異株は他の国でも確認されている。
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