ロシア人上級内分泌内科医のエレーナ・グビキナ氏は突然の加重を招く恐れがあり、努力次第で取り除くことのできる5つの要因を次のように説明している。
睡眠不足。体重増加の要因としてよく知られている。遅くまで起きていようとすると、身体はエネルギーの蓄え、カロリー増強を要求するので、どうしても食欲が増してしまい、ついつい食べてしまうから。眠りが足りないとホルモンバランスも崩れ、メタボリズムにも狂いが出る。
慢性のストレス。ストレスが強まるとホルモンのコルチゾールの分泌がさかんになる。コルチゾールが出ると体内に脂質を蓄えようとする働きが強まってしまう。
体組織に余計な水分が溜まる。この場合、水分を取り過ぎないよう、摂取量に注意し、塩辛い食べ物をとり過ぎないようにすること。
ある種の薬剤の服用。必要な薬を飲まないわけにはいかないが、薬によっては体重が増加しやすくなることは知っておかねばならない。例を挙げると糖質コルチコイド、抗精神病薬、抗うつ薬、抗痙攣剤などは副作用として体重増加を招くことがある。
禁煙。タバコを止めると突然体重が増えることがあるので、ご注意を。
日本の科学者らの研究で、夕食をとらないことが加重につながる恐れがあるという結論が導きだされている。