提訴となった背景には、エピックとApple社の対立がある。両社の対立は2020年8月から続いている。当時、エピックはフォートナイト内に独自の課金システムを導入。しかし、この課金システムがApple Storeの規約に違反しているとして、フォートナイトはApple Storeから削除された。
Apple Storeからダウンロードされるアプリは、決済においてApple社を経由する必要があり、またiOSでアプリ内課金を実装する際は、Apple側に30%の手数料を支払うことになっている。
エピックはこの手数料が反競争的であるとして2020年8月、Appleを提訴。Appleもエピックの規約違反で損害を受けたとして反訴していた。
ロイターによると、欧州委員会はエピックによる提訴について、「われわれの手続きに基づいて評価することになる」と述べている。エピックは英国と豪の当局にも提訴している。